私は、今まで、仕事の関係で、中部地方に8年、四国地方に8年住んでいま
した。 そして99年10月に本社のある東京へ勤務することとなりました。渓流
釣りは、岐阜で覚えて、四国で本格的に始めました。四国での渓流釣りは、愛
媛県の加茂川・中山川を中心に”アマゴ”をターゲットにしていました。 素晴ら
しい渓相で、水は信じられないほど澄んでいて魚影も濃く、おまけに私の住ん
でいた所から釣り場までは、わずかに車で30分という抜群な環境でした。私は
この渓で、毎年ずっと釣りが出来ればいいのにと思っていました。
そんな時、会社から、転勤の命令が出て、東京に行く事となりました。もう今
までみたいに簡単に、時間と金をかけずに渓流釣りは出来ないだろうと、すっか
り諦めていました。 東京に来てからは、何とか簡単に渓流釣りが出来ないも
のかと、いろいろな本等を買い集め、近くて、釣れそうな川を、一生懸命探し
ました。たまたま住居が、京王線沿いになったので、中央自動車道が近く、山
梨あたりまで該当する区域になりました。本によると山梨県の桂川は、東京か
らも近く、水質も良く、魚影も濃く、形もでかいとの事でした。ただし、近いので
釣り人も多く、おまけにゴミが多いとも書いてありました。
早速、12月より、川の下見を開始しました。初めは、上野原ICで降りて、本
流沿いに甲州街道を大月に向かいました。大月からは、支流の笹子川を上っ
てみました。その他、葛野川・真木川・仲間川・鶴川など何回かの下見を重ね
ましたが、結局、解禁日には、大月市付近の本流に行くことに決めました。
3/15が解禁だったので、3/18(土)に早速、川へとでかけました。もしか
したら、一匹も釣れないのではという不安でいっぱいでした。しかし、釣果はま
あまあで一安心。
結局、2000年は、5月までは本流で、6月からは鶴川で釣りました。本に書
いてあるとおり、かなり魚影の濃い川でした。それより何より、鶴川は小さい川
ながら、たいへん変化に富んでおり、結構楽しい川でした。谷が深く、水もすご
く綺麗で、まだまだ都会の近くにこんな所もあるのだと、少し嬉しくなってしまい
ました。
尚、釣果については、2000年釣果表をご覧ください。