桂川の釣行(1)    

 

3月9日(土)

 今回は、鶴川の上流へ行ってみることにしました。中央自動車道を上野原IC

で降り、県道18号を西原に向かい進みました。神社のところで川原に降りて

支度を始めさっそく釣行開始です。

 水量は少なめですが、なんとなく川の様子が少し変です。なぜか去年とちょっ

と違います。何回流してもあたりが有りません。ぴくりともしないのです。魚の気

配がしないのです。魚の居着いていそうな底石付近や淵などを丁寧に注意深く

流して行きますが、本当にあたりが全然有りません。なぜか?1時間ほど釣り

下り、全くあたりが無いので、一旦上がって場所を替えます。

 今度は、小学校の前あたりから釣り下ってみますが、全くあたりが有りません。

ここもなぜか、去年と雰囲気が違います。よくみると川底に砂が溜まっています。

川底の石も流されてしまっています。小さな淵はやはり砂で埋まっています。さ

らに釣り下ると、川岸にはえていた木々がかなり押し倒されています。渓相も全

然変わってしまいました。どうやら大雨か何かで一気に川が大増水して、全てを

流し、渓相まで変えてしまったようです。ここから休養村まで釣り下りましたが、結

局、一回もあたりすら有りませんでした。

小学校前。川底に砂が溜まっています。

阿寺沢口付近。川底の石が有りません。

 午前11時、あきらめて別の川へ行くこととしました。上野原まで戻り、国道20号

を大月方面へ向かい、途中でコンビニでお弁当を買って、猿橋の手前で県道505

号に入ります。宮古橋付近で川原に下り、お弁当を食べながら、他の釣り人が釣

っているのを見学していました。この辺は川の幅も広く、平坦な釣りやすい流れな

のですが、誰も釣れている雰囲気が有りません。嫌な感じです。

 お弁当を食べ終わり、私もさっそく釣り始めました。川底の石もしっかりとしており

流れもいい感じです。しかし、あたりは全然ありません。しばらく釣り上がると、わず

かながらあたりが出てきました。魚はいるようです。しかし微妙なあたりです。何回

も何回も、魚の居そうなところを丁寧に流して行くと、ようやくヤマメのそれだとわか

るあたりが!ようやく来たかとばかりに、すかさず合わせをとりました。タモに取り込

むと、小ぶりながら綺麗なヤマメでした。ビクに収めるとホッと一息。今日はボウズ

かと思っていたのですごく嬉しい一匹でした。 しかし、その後もあたりは少なく、型

も小さめだったので全てリリース。最後に、小さな淵で釣り上げた25pのニジマス

をビクに収め納竿しました。

上はニジマス25p・下のヤマメも17pですが小さく見えます。

 それにしても、鶴川はいったいどうなってしまったのでしょうか?今年はもう釣れな

いのではないかと思うほど川が荒れていました。去年まであんなに釣れていたのに

と思うとすこし寂しい気がしました。いずれにしてもこの日の釣行は苦戦しました。

 

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