底石がしっかりとしているので魚が居着きます。桂川の釣行（６）
５月４日（土）
今回は、数より大物狙いと思い、あえて人気スポットである桂川本流の、駒橋
発電所の上流に行ってみることにしました。ＧＷ中は早い時間から道が込むの
で朝３時半に家を出ました。中央自動車道は前日朝７時から５０キロを越す渋滞
だったのですが、今日はこの時間、ほとんど車はいませんでした。大月ＩＣで降り
急いで目的地へ向かいました。
まだあたりに人影はなく、ゆっくりと支度に取り掛かりました。さて、釣行開始で
す。はやる心を抑えながら、大物の潜む淵に向かいます。相変わらずいい流れで
す。しかし、何か変な匂いがしました。私の家の近所の多摩川の浄水場みたいな
匂いがします。いままでこんな匂いはしなかったのに。とりあえず、一投、二投。
少しもあたりが有りません。前回も太陽が昇るころ釣れ始めたので、その時間まで
粘ります。しかしあたりは一向に有りませんでした。しかたなく、この淵の上の平瀬
で釣ってみることとしました。
底石がしっかりとしているので魚が居着きます。
ここも、暖かくなるとよく釣れるポイントです。ただ流れが少し荒いため、敬遠する
人も多いようですが。おもりを４号に替え、流れに沿って静かに沈め、丁寧に流して
行きます。流れ込みに落ちるほんの少し手前で目印が止まりました。ここで根掛り
するはずないので魚が掛っている証拠です。流れが速いので、ちょっと間を置き、
一気に合わせを取ります。そして一気に引き寄せ、流れの弱いところで取り込みま
す。かなりいい引きをみせてくれました。無事タモに収めると、２３㎝のニジマスでし
た。その後、この先の平瀬で１５㎝程のヤマメを３匹釣りましたが、これらは全てリリ
ースして納竿しました。
まだ、時間は９時前。もう一箇所別の場所で釣ることにしました。国道２０号を上
野原へと上り、鶴川との合流点へ向かいました。ここは、解禁時、工事のためにど
ろどろの川になっていたため、ずっと行っていませんでしたが、帰り道に通るので
もし釣れそうならここで竿を出してみようと考えました。
ここの下流に放水溝が有ります。
現地に着いたのは９時半頃。案の定、放水溝の所には１０人位の釣り人が竿を
出しています。これでは釣りになりません。私はそのちょっと上流の鶴川のほうで
釣ることにしました。やはり、かなり川が荒れていて、水は前より綺麗ですが、工事
の影響で、川底に砂が堆積していました。これでは魚はとても居つけません。そう
思いつつ竿を出してみました。いきなりすごい引き！と思いきや、４０㎝位のニゴイ！
嫌になりつつ、少しづつ上流へ行くと、かろうじて１５㎝位のニジマスが３匹ほど掛り
ました。少しだけホットしたのでここで納竿しました。
今日は大物と思ったのにとんだ釣果でした。でもダメだと思った鶴川も、何とか放
流したニジマスが成長していると思うと少し嬉しかったです。鶴川上流の方はどうな
っているのでしょうか？今年は、以前書いたように、鶴川へ行くのはやめようと思うく
らい釣れませんでしたが、次回は鶴川の上流へ行ってみたいという気になりました。