桂川の釣行(8)

 

5月29日(土)

 最近いろいろ用事が有り、しばらく渓流釣りをすることが出来なかったので、今

回は何とか行きたいと思っていました。 しかし、朝3時45分に目覚ましをセット

したのですが起きれず、結局起きたのは4時20分でした。あたりは既に明るくな

っており、急いで支度を始めました。しかもお腹の調子も良くない!一抹の不安を

抱えて出発しました。

 中央自動車道の大月ICに着いたのが6時。駒橋発電所の上流へ行くことにしま

した。来月からは鮎が解禁のため、桂川本流は鮎掛がメインとなり、渓流釣りは支

流の中流から上流での釣行となります。強瀬橋の所にはすでに釣り人らしき車が

1台停まっていました。橋の上流の大淵で、2人の釣り人が竿を振っています。私

はその先の大きな流れ込みの場所へと向かいました。

 さっそく竿を振り込んでみます。あたりは頻繁に有るのですが、10〜15pのチビ

ヤマメばかりです。少し上流の早瀬にも竿を出してみましたが、やはり小さい奴ば

かり!下流に戻って橋上流の大淵にも竿を出してみたのですが、あたりは有れど

掛らず。あぶらハヤなどが掛ったりして、もうやる気が失せてしまいました。お腹の

調子もすぐれずここで納竿。まだ10時半でしたが、早めの昼食にして、午後からの

釣り場所を考えることにしました。

 国道19号を上野原へ向かい、途中、猿橋の茶屋でとろろ蕎麦を食べて、葛野川

の七保地区に行くことにしました。県道505号へ入り、七保橋の所で車を降りて、

川の状態を確認しました。堰堤の所は水量も程好く、いい感じの流れになっていま

した。ところが、下流で河川工事をしており、川通しで遡上が出来ない状態になって

います。これでは堰堤に近づけません。諦めて、堰堤の上流から堰堤のバックウォ

ーターまでを釣行する事にしました。

この先に堰堤のバックウォーターが有ります。

 奈良子川の手前から入渓し、下流のバックウォーターへと釣り下ります。水量は

まずまず、魚の気配も十分です。岸がないので川の浅瀬を釣りながら下ります。か

なり深くて流れの速い所で、川を横断しなければなりませんでしたが、何とかバック

ウォーターへの流れ込みに到着!しかし、上空は木で覆われ、川の流れの真中か

らしか竿を出せず、流れの比較的緩い所で立ち込んでの釣りになりました。

 一投目、すぐにあたりが有りました!すかさず返しを取って掛けたのですが、木

が邪魔でうまく竿裁きが出来ません。引き寄せる途中で、中型のヤマメだと確認し

た瞬間にバラしてしまいました!悔しい!こうなったら、この場所で粘ろうと決め、

何度も筋を替えて丹念に流しました。数投目にまたガツッ!とあたりが有りました!

結構引きます!走ります!流れが速いので要注意です。かなり溜めて格闘しました

が、何とかタモに収まりました。27pの綺麗なニジマスでした。その後すぐに、この

場所でもう1匹26pのニジマスを釣ったところで、そろそろ納竿しようと入渓地点ま

で引き返しましたが、上流に大きな流れ込みを発見し、最後にそこで竿を出してみ

ようと思いました。

28pのニジマスです。結構いい引きでした。

 竿を振り込むと、すぐにあたりが有り、28pと24pのニジマスが立て続けに掛りま

した。もっとじっくり釣りたいと思いましたが、そろそろ日も暮れて来たので、後ろ髪を

引かれつつ本日はこれにて納竿することにしました。

 

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