桂川の釣行(9)

 

6月4日(土)

 今回は、サンスイ会のM氏と一緒に桂川本流の駒橋発電所の上流へ釣行する

ことにしました。前回、この場所で何回も大物をバラしているので、何とかその大

物を釣り上げたいと思っていました。しかし、流れが速く、大石や底石などの障害

物も多いので取り込みがすごく難しいポイントです。どうやって釣り上げるかをずっ

と考えていましたが、結局妙案は浮かびませんでした。

 朝6時30分、大月ICを下りて現地へ向かいます。強瀬橋に到着したのは6時

45分頃でした。すでに何人かの釣り人が橋の上流・下流で竿を振っていました。

目的の場所にもどうやら先行者がいるようです。今日は朝から二日酔いと腹痛で

体調も最悪だったので、しばらく車で休んでから出発することにしました。

 7時45分釣行開始です。目的地である上流の流れ込みのポイントへと向かい

ます。橋の上から見渡すと、ちょうど上流で釣り終わった2名の釣り人が帰って来

るところでした。そしてさらにフライフィッシングの人が1名上流へ向かっているの

が見えました。やはり釣り人が多い場所です。でも6月5日(日)から鮎掛けが解

禁になるので、この場所は明日からはほとんど鮎掛けの釣り場所になります。

緩やかなようで結構流れは速いです。

 現地に到着しさっそく支度を始めます。フライフィッシングの人は私達よりさらに

上流で支度をしています。ポイントは流れ込みから大石までの数十メートル!流

れはかなり速く、水深も見た目よりは深いので、オモリはかなり重めにして流しま

す。もちろん根掛りは覚悟の上です。数十回流しますがピクリともしません!一時

間位してようやく20p程度のヤマメが1匹掛かりました。M氏は先程ちょっと大き

めのヤマメが掛ったのですが、あと少しというところでバラしてしまいました。

 しばらく休憩して、今度は腰のあたりまで流れに立ち込んで、大石との間合いを

ギリギリの所まで詰めて仕掛けを流し込みます。糸に余裕を持たせて大石の下に

餌が届く距離です。通常の立ち位置では大石の下に餌が流れた時、糸がほとん

ど伸び切った状態になっています。竿を振り込むと大石のあたりでいきなり強いあ

たり!しかし、これは食いが浅いので一瞬でバレてしまいました。でもやはりこの

場所に居ます大物が!!仕掛けが伸びていないかを確認し、もう一度大石の底

へ向けて餌を流し込みます。狙い通り同じ所であたりが!!!今度はバッチリ掛

っています。すごい引きです。糸に余裕が有る位置に立ち込んでいたので、魚が

流れに乗り下流へ向かう前に、竿を真横に倒し魚の進行方向と真反対に向け、水

面ぎりぎりまで下げて十分に弾力を利かせられる体勢で挑みました。魚は大石の

所で踏ん張って下流へ行こうとしています。水面のすぐ上で竿は満月のようにしな

っています!!!竿をのされてなるものか!!やがて魚がすごい勢いで上流に

向かって泳ぎ出しました。すかさず竿を立てて流れから引きずり出します。魚の姿

が見えました。ヤマメのようです。ものすごくデカイし太い!!しばらく格闘が続き

ます。石の下に入り込もうと潜ったり私の足元に向かって来たり。しかも、私も腰ま

で浸かって流れに立ち込んでいるのでなかなか取り込みが出来ません!!数分

後、ようやく流れの緩い場所に誘い込み、しばらく泳がせた後、空気を吸わせて徐

々に引き寄せてようやくタモにに取り込むことが出来ました。しかし、こいつはすご

い奴でした。測ってみると34pの本当に見事なヤマメでした!!!

ものすごい引きを見せてくれました!

34pのヤマメです。体高も9p有りました!

 その後、この場所であたりは無く、結局、前回の巨大なニジマスの姿は残念なが

ら見ることは出来ませんでした。しかし、今日は本当に素晴らしいヤマメを釣り上

げ満足し、これにて納竿することにしました。

 

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