狩野川の釣行(2)


3月22日(土)


 昨日は、晩飯の後すぐに寝てしまったので、朝4時半頃に目が覚めました。ちょっと二

日酔いみで、喉がカラカラに乾いていました。真っ暗な中、お茶を入れてタバコを一服し

ていると、H氏とS氏が目を覚ましますが、またすぐに寝てしまいました。

 5時になると、少し明るくなって来たので、そろそろ釣りに行く支度を始めます。皆寝て

いますが、M氏だけは私と一緒に釣りに行くようです。取りあえず支度を済ませ、去年

M氏が尺アマゴを釣り上げた鈴が淵へ行ってみることにしました。

 しかし、今日は寒いです!!あたりには霜が降りています。気温は相当低いです。でも、

風が無いのが救いです。鈴が淵までは、宿から歩いて10分くらいです。現地に到着する

と、あたりに釣り人は誰も居ませんでした。

ここから下流は大きな淵になっています。

 いかにも釣れそうな流れ込みと淵です。水深もかなり有るので、この時期には最も期待

出来そうな釣り場所です。しかし、丹念に流してみますがあたりは有りません。オモリも

重めのものにしてゆっくり流してみますが、全くピクリともあたりは有りませんでした。手足

が寒さで痺れて来たのでこれにて一旦納竿。

これが下流の淵です。水深が有ります。

 M氏は寒くてもう限界なので、宿に戻ってお風呂に入るそうです。私は宿の前で竿を出し

て粘ります。しかし、あたりは1回も有りませんでした。しかたなくこれにて納竿。結局、今

回のサンスイ会では、5人共全くあたりすらなく、魚の顔を拝むことは出来ませんでした。

 宿へ戻り、タバコを一服してから朝飯です。本当に美味しい宿の朝飯ですが、お昼に食

べる沼津港の丼ぶりに備え、ご飯は一杯だけに抑えます。宿を出発する前に、とにかく渓

流釣りで芯から冷えた体を温めたかったので、朝飯もそこそこに温泉へ入り、じっくりと体

を温めました。

 朝10時。本当に美味しい食事と素晴らしい温泉に満足し、これにて宿を出発します。今

回は、誰も魚を釣り上げることも無く、しかも1回もあたりすら無い状況でしたが、本当に楽

しいサンスイ会の早春合宿でした。



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