桂川の釣行(3)


5月5日(月)


 今回は、桂川本流の桂川大橋下流から、大月橋の上流まで川通しで行ってみようと思います。

朝4時40分に中央自動車道の調布ICから乗って、現地に到着したのは6時前でした。あたりに

釣り人の姿は有りませんでした。さっそく支度を済ませて釣行開始です。

この場所はようやく復活して来ました。

 まずは、最初の流れ込みから竿を出してみました。やはり底石がない所ではあたりが有りませ

ん。徐々に釣り下ると、流れの緩い弛みで、グッといういいい引きが!!すかさず合わせを取る

とググッと引いて来ます。まずまずのサイズのようです。しばらく泳がせてから引き寄せ、タモに

放り込みます。23cmの綺麗なヤマメでした。

綺麗なヤマメです!!

 その後も、この場所で2回同じようなサイズの魚が掛かりましたが、2回ともバラしてしまいまし

た!!仕掛けを見てみると、うっかりしたことに針が少し伸びて変形していました。これではバレ

てしまうのは当然ですよね。この2回のバラしで、すっかりあたりは遠のいてしまいました。

 しかたなく、下流へと移動することにしました。しばらくあたりは有りませんでしたが、下流の大

きな流れ込みで竿を振り込むと、1投目でググッといい引きが!!こいつは少し大きい奴です。

かなり引きが強く、しばらく泳がせました。ようやくおとなしくなったので、水面まで引きずり出すと

ニジマスです。徐々に引き寄せて、無事に取り込むと27cmのなかなかいい形のニジマスでした。

形はいいけどいまいちです。

 流れ込みの先から対岸へ渡り、さらに下流へと向かいます。ここからしばらくは、大きな岩が

連続する場所で、所々の流れ込みで竿を出してみました。しかし、残念ながら今日は全くあたり

が有りません。

 尚も竿を出しながら数百メートル歩くと、大月橋の上流へとたどり着きました。ここは、毎年大物

が掛かる場所なのですが、全く渓相が変わってしまったようです。大きな流れ込みは、ますます荒

瀬になってしまい、しかも魚が休む弛みも全く無くなっていました。

これでは魚は居付けませんね。

 しかも、大きな流れ込みの下流も、段々瀬の急流になってしまい、大月橋の下まで全く弛みが

無くなってしまいました。これでは、魚は居付くことが出来ません。この場所は、しばらく釣りには

ならないかもしれません。大月橋の下にあるテトラの埋めてある釣り場所も、砂で埋まってしまい

底が見えてしまうような状況でした。

大月橋下のテトラの場所。浅瀬になってしまいました。

 時間は9時過ぎです。結構粘りましたが、本日はこれにて納竿することにしました。竿をたたん

で釣り下った場所を川通しで帰ります。釣りながら川を歩くと何でもないのに、ただ歩くとかなりき

ついものだと思いながら、春の里川をゆっくりと歩いて帰りました。



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