桂川の釣行(15)

 

7月21日(土)

 前回の釣行の帰りに葛野川を視察したので、今回はそこに行ってみることと

いたしました。中央自動車道を大月ICで降り、国道20号を上野原方面へ上り

ます。その後、猿橋から県道505号へ入り、葛野川に沿って走ると、七保橋

付近で国道139号に合流し、そのまま小菅村方面へ向かいます。あまり、慣

れていない道ということもあり、入渓点を見落としてしまいそうなので、注意し

て走ります。途中、ガードレールの脇で何か動いている物が見えました。止ま

って見てみると、何と、野生の猿の親子でした。こんなに民家の近くまで、猿が

出て来るのかと思い、ちょっとびっくりしました。

 今回は、松姫鉱泉の手前、佐野峠入口から入渓しようと思っていました。と

ころが、すでに車が2台停まっており、どうやら先行者がいるようです。下の橋

まで降り、川の上下を見渡しましたが、見える範囲には誰もいませんでした。

時間はもう6:00に近く、今から別の場所へ行くにも遅いので、先行者覚悟で、

入渓することといたしました。

 かなり、渓相の良い所ですが、こういう所は、人もたくさん入っているものです。

橋の下で、支度をしていると、かなり上流の方から釣り人が下って来ているのが

見えました。支度を済ませると、さっそく、今日釣ってみたかった橋の下の大きな

流れ込みを狙います。第一投目、いきなりあたりが有りました。しかし、ちょっと

合わせが浅く、残念ながらばらしてしまいました。でもこの淵には、かなりたくさん

魚が居ると確信し慎重に流して行きます。かすかなあたりが有りました。ちょっと、

間をもたせ合わせます。「来た!!」かなり手ごたえが有ります。流れが強いので、

一気には引き抜かず、少し泳がせながら引き寄せ取り込みます。かなり太った23

p程のニジマスでした。

渓相は抜群。かなり深い淵でした。

 その後、この淵で、ヤマメとイワナを1匹ずつ追加し、この場所を離れることに

しました。15分程前に、釣り人が下流から釣り上がって来たのですが、そのまま

引き返して行ったので、会わないように、私は、ここから釣り上がって行くこととし

ました。上流もかなり良い渓相です。いかにも魚が居着いていそうな平瀬で、また

ヤマメとイワナを1匹ずつ追加しました。今日のお持ち帰りは、これで十分なので、

あとは釣れてもリリースと決め、さらに釣り上がろうとして岩場を登ると、な・なん

と!「しまった!!」思わず叫んでしまいました。こともあろうに、その先は、綺麗

に整備された管理釣り場(釣堀)ではありませんか・・・・・午前8:00前だというの

に、子供やじいちゃん、とうちゃんなど数人がキャッキャッ言いながら魚と戯れて

います。これはダメだと思い、今日は、まだ時間が早いけど、納竿することといた

しました。

この少し先が管理釣り場でした。

 車に戻ると、そそくさとしまいをして、次回のために、川の視察をして帰ることに

しました。さらに小菅村の方に向かうとすぐに松姫鉱泉の温泉宿があり、そこに

大きく「釣堀」と書いてありました。どうりで今日は良く釣れたはずです。きっと釣堀

の魚が逃げてきてその下流域に居着いていたのでしょう。

 このさきの、上和田あたりまで行き、あとは引き返して、大月に向かいながら川

を視察して行きます。所々で車から降りては、入渓出来るところを探して行きます。

何箇所か目星をつけて、地図を見ながら覚えておきます。七保町の古い堰堤の

ところまで下ると、すでにアユ掛けの人が数人釣っていました。いかにも、ヤマメ

がいそうな流れですが、やはりここから下流は、アユ掛けの人ばかりです。

この下はいかにも大ヤマメが居そうです。

今日の釣果。渓流魚のオンパレード。

ニジマス・イワナ・ヤマメです。あと大ハヤも釣れましたがリリースしました。皆美味しかったです。

 次回は、ここからちょっと上流あたりで、入渓してみようと思いました。そして、そ

こで大物が釣れるであろうことを思い浮かべながら、葛野川をあとにし帰路へと着

きました。

 

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