魚野川の釣行(4)

 

7月27日(金)

 前回の魚野川の釣行では、残雪で釣行不能な所や、雪解けの水で水量が多す

ぎる事など、ちょっと釣るのにも苦労しましたが、今回は、本流でかなり大物も釣

れているとの、未確認情報も有り、再度ここで挑戦してみることといたしました。

 前回同様、釣行前夜の出発です。会社が終わると同時に家へダッシュで帰り、

車に道具一式を詰め込むと、待ち合わせている知人の家へ向かって走ります。夜

8:00、知人を乗せて、いざ新潟(越後湯沢)へ!夏ということもあり、金曜日の深

夜でも結構車がいっぱいです。湯沢に着いたのは、10:00頃でした。まずは、酒

屋に行き、今日のお酒を確保します。その後、明日の入漁券を購入して、知人の

マンションへ直行します。

 前回は、お酒を飲みすぎて、次の朝起きられなかった事の反省を含め、二人とも

今晩は早めに寝る決意を固めていました。風呂へ入り、その後、明日の大漁を祈

り乾杯!やはり、話が弾み、寝たのは午前2:00でした。それでも前回より3時間

も早く寝たので大丈夫だろうと思っていました。

 

7月28日(土)−1

 朝6:00、目覚ましの音が響きます。さぁ起きよう!あと少し・・次に目を覚ますと

知人が食卓でコーヒーを飲んでいます。しまった!!飛び起きると7:00を過ぎて

いました。また寝坊をしてしまいました。大急ぎで支度を済ませ出発です。

 少し曇っていましたが、あたりの景色もくっきりと見え、空気も新鮮だしとても気持

ちがいい朝です。さて、まずは前回釣行した大源太川の中流へ行ってみる事といた

しました。ここは中流域ではかなり人気のポイントですが、今日は私の寝坊のせい

で、きっとたくさんの先行者が入っていることが予想されます。

 しかし、着いてみると、そこは何と工事現場になっているではありませんか。すぐ

上流で堰堤の改修工事をやっているのです。ガッカリしましたが、すぐに気を取り直

し、さらに上流へ向かい途中から大源太川の支流に入りました。しかし、今度は渇

水です。ほとんど水が流れていません。これではダメです。

 諦めず、本流へ戻り、さらに上流へ向かいます。しばらくすると、キャンプ場が見

えてきました。もう、時間も9:00になろうとしていました。川を見ると、水量は少な

めですが、渓相は意外にいいようです。とりあえず、ここで釣ってみることといたしま

した。さっそく支度を済ませ、釣行開始です。すぐにあたりが有りました。

チビヤマメです。数は多いが、すべて10p位です。ますます渓相も良くなり、あたり

も多くなってきました。すると、行く手にかなり大きな3段堰堤が、待ち構えています。

堰堤下の釜も結構いい感じです。落ち込みの下に竿を振り込みます。

写真右端で竿を振り込みじっと構えるプロの

渓流師のような人が私の知人です!ちょっと渋いかも。

やはり、すぐあたりがありました。釣り上げるとちょっと今までより大きめ(13・4p

程度)のヤマメでした。2投・3投全て同じサイズです。4投目は、ちょっと深めに餌

を沈めてみました。やはりすぐにあたりが有りました。しかし、ちょっと今までとは違

う強い引きです。かなり暴れましたが、無事タモに収めることができました。思った

通り22pのかなり体高のりっぱなピンシャンのヤマメでした。

 その後、この堰堤を巻くことが不可能なため、場所を替えることといたしました。

そのまま、キャンプ場から上流へ車を走らせ、しばらくすると大源太川橋にでまし

た。ここから下流に向けては、非常に渓相がいい所です。ここに車を停め、川に

降りてみました。 素晴らしい渓相です。しかも水がすごく綺麗です。本当に身も

心も洗われるといった感じの中で、無心に竿を振って行きます。

水はすごく綺麗なのですが・・・・・

ところが、いくら餌を流せど、どうした事か何の反応も有りません。魚の気配すら

感じられないのです。しばらくして、どちらから言うともなく 「ここはやめて、ほか

の場所に移動しよう・・・」ということになり、ここで午前中は納竿することにいたし

ました。

                   

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