魚野川の釣行(5)
7月28日(土)−2
午前中の釣果が渇水のせいも有りいまいちだったので、午後からは、水量の
多い本流へ行ってみることにしました。この場所は、前回4月の釣行の時には
結構いい型のヤマメが出た所です。そそくさと支度を済ませ、早速釣行開始で
す。曇っていた空も晴れてきて、かなり暑くなって来ました。
この上流に大きな淵が有ります。
一投目、すぐにあたりが有りました。ちょっと合わせのタイミングがずれ、バラ
シてしまいました。二投目、また同じあたりが来ました。今度はタイミングもバッ
チリ合ってしっかり掛かりました。22p程のニジマスでした。
その後、ちょっと上流へ上ると、いかにも大物が居付いてそうな、大きな淵が
有りました。二人でそこに竿を出してみました。しばらくすると、いきなり私の方
に、すごいあたりが有りました。慌てて合わせを取りますがすごい引き!!魚は
すぐ上で釣っている知人の方をめがけて一気に走り出します。知人も慌てて竿を
川から上げてくれました。ところが、上流に走る魚を溜めようとした瞬間、糸がプ
チッと音をたてて切れてしまいました。この間、魚が掛かってからたった数秒の出
来事で、私はしばらく呆然と川の中に立ちつくしていました。ところが、それから
数秒後、今度は知人が「おおおーー!!」と大声を上げました。慌てて振り向くと
知人の竿が、半月のごとくしなっていました。かなり暴れています。知人は魚と格
闘しながらも「気持ちいいーー」と叫んでいます。ようやく水面に魚の姿が見えて来
ました。かなりでかい!釣り上げると、なんと31pの丸々太ったニジマスでした。
私は、きっとあいつがさっきバラシた奴だろうと思いながら竿を振り込みました。
すると、いきなりすごいあたりが!!今度は私の竿が大きく弧を描きます。こいつ
もすごい引き!今度は、慌てずにゆっくり勝負します。上流へ下流へと竿を倒し必
死に溜め、徐々に引き寄せて行きます。魚は2回ほどジャンプした後、無事にたも
に収まりました。これも36pのニジマスでした。「やったー!!」と思わず叫んでし
まいました。
まだまだこの場所で釣れそうな気もしましたが、すでに二人とも先程の大物達
に満足してしまったので、時間は早いのですがここで納竿し、一度マンションへ帰
ることにしました。
ニジマス 上 36p410g 下 31p320g
その後、釣った魚の処理をして一服したのですが、まだ夕食にははやいので、
川の視察に出掛けることにしました。峠を一つ越え、知人が案内してくれたのは
清津川水系にある清津峡という素晴らしい渓谷でした。水量も適度に有り、見る
からに大物渓流魚が釣れそうな渓相でした。次回の釣行計画には是非、清津峡
入をれようということで二人の意見が一致し、湯沢へ戻ることにいたしました。
大淵が連続しています。
マンションへ戻るとすぐに風呂に入り、湯沢の街へ夕食に出かけました。前回
と同じ美味しい居酒屋さんへ行き、今日の大物に乾杯をいたしました。料理もお
酒も進み、あっという間に夜はふけて行きました。