庄川の釣行

 

8月16日(木)

 今回は、東海北陸自動車道の荘川ICで降り、庄川を釣行してみることにし

ました。朝3:00弟と二人で、眠い目をこすりながら一路荘川を目指し走りま

す。荘川から国道156号に入り、白川村方面へ向かい、御母衣湖を越えた

所で川に降りてみることといたしました。ここは、御母衣湖とその上の鳩谷

ダムのダム湖の中間点で川幅も広く、水量も安定しています。

 さっそく支度を済ませ釣行を開始します。あたりに釣り人の姿は全然見当

たりません。しかし、気温が低い!!真夏なのにちょっと寒いくらいです。先

程、ひるがのSAで休憩したとき温度計が18℃だったことを思い出しました。

 まずは一投目。すぐにあたりが有りました。小さいけど本当に綺麗なアマゴ

です。まるまる太った体にはっきりしたパーマーク、真っ赤な朱点。最近ヤマメ 

ばかり見ているので、アマゴが妙に懐かしく思え、しばし見とれてしまいました。

 時間は7:00、山の向こうからそろそろ太陽が昇ろうとしており、水面と外気

の温度差で水面に靄が発生しています。何とも幻想的な風景で少し怖いよう

な感じすらします。でも素晴らしい光景です。

靄で100m先も見えません。神秘的!

 水量も多く川の流れも速いので、魚も浅瀬の石の下に潜っているようです。

石の淵を流すと、思ったように魚が掛かります。ただし小さい!!10p〜15

p程度のヤマメ・アマゴばかりです。この川はアマゴ・ヤマメ・イワナ・ハヤなど

か混生していました。ようやく21pと18pのイワナをキープして午前中は少し

早いけど納竿。荘川の町まで戻りました。

ほとんど天然のイワナです。本当に綺麗です。

 お昼を食べたラーメン屋さんで、このあたりの釣り場を尋ねると、去年の台風

で石が全部流され今年はあまり釣れないとのことでした。午後からは、そのお

じさんに教えてもらった場所に行って見ることにしました。

この吊橋は結構渡る時揺れます。

 大きな吊橋が掛かっており、下を見るとかなり素晴らしい渓相です。さっそく

川へ降りてみることといたしました。流れ込みと淵の連続で見るからに大物が

釣れそうです。弟も餌釣りに転向し釣行開始です。

本当に素晴らしい渓相です。

ここぞというポイントに竿を出しますがあたりが有りません。おかしい・・・大きな

淵に竿を出します。おもりを重めにつけて目印の位置も高くして振り込みました。

その瞬間「来た!!」思わず叫び魚との格闘が始まりました。結構引いていたの

ですが、途中からすーと力が無くなりなんなくたもへ。「ゲゲー!ニゴイだーー!」

何と30p位の太ったニゴイではありませんか・・・・・それから後もニゴイの連続。

弟もニゴイと格闘していました。そんなわけで今日はここで納竿。帰りに鮎釣りの

人にどうですかと聞くと鮎も全くダメだそうです。でもこの場所で30p以上のヤマ

メを釣った人がいるのも事実なので、きっとどこかに大物が潜んでいるに違い有

りません。来年は、もっと早い時期にここへ来て見たいと思いながら名古屋へ

の長い道のりを運転して帰りました。

 

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