桂川の釣行(19)

 

9月23日(日)

 今年は、多分、これが最後の釣行になるであろうと思っていました。毎年、

9月の最後の週まで釣行をしているのですが、今年は、やむを得ない事情で

最後の週にゴルフが入ってしまったのです。

 朝4:30出発、中央自動車道で上野原ICを降り、鶴川上流へ向かいます。

飯尾地区と西原地区の境で川に降りることといたしました。

 前日までかなり雨が降っていたため、水量がすごく多く、しかも笹濁り状態で

大物狙いのベストコンディションです。 以前、地元の人に聞いたところによれ

ば、この先の淵で、今年も30pのイワナを釣ったそうです。

ここは大物が居着いていそうです。

 さっそく釣行を開始いたしました。ちょっと下るとすぐにその場所にたどり着き

ました。以前、私もこの場所で、キープサイズを数匹釣り上げています。一投目

も二投目も反応は全く有りません。よく見ると、岸に近い大石の下がかなりえぐ

れて深くなっています。ここにきっと大物が居ると確信しました。ゆっくりめに餌

を流し、深く送り込むといきなり強い引きが!すぐに大きいやつだとわかりまし

た。かなり暴れます。ヤマメだ!徐々に岸に引き寄せゆっくりとタモに収めまし

た。やはり、かなり太った25p程の綺麗なヤマメでした。

本当に綺麗なヤマメでした。

 その後も、ずっと釣り下り、西原地区の外れの堰堤の上にたどりつくまでに、

21〜15pのヤマメを数匹釣り上げました。今年最後に相応しい釣果です。堰

堤の上の流れ込みでは、ルアーをやっている人がいたので、しばらく待つことに

いたしました。しかし、その後そこで竿を出してみましてが、15p以下のチビヤ

マメとチビイワナばかりだったので諦めてここで納竿です。

ここを下ると小さな堰堤が有ります。

 自分でこれが今年最後の渓流釣りだと言い聞かせながら竿を仕舞います。毎

年のことですが、何とも言えない寂しさがこみ上げてきます。また来年の2月末ま

で禁漁です。しかし、渓流釣りは、この禁漁期間が有ればこそ解禁時の嬉しさが

有るのだと思います。魚達はこの期間にますます大きく育ち、来年の解禁時には

再びその美しい姿を見せてくれます。私は、今年釣り続けてきた自分の体をこの

期間にゆっくり休め、来年3月には新たな気持ちで、ますますのファイトを持って川

に挑むつもりです。私はそんな渓流釣りが大好きです。来年の釣行を本当に楽し

みにしながら帰路へと着きました。

 

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