2001年渓流釣り解禁!

 

  2001年3月1日。ようやく待ちに待った渓流釣りの解禁日がやって

きました。いつもの事ながら、昨年の10月1日に禁漁となり、この5ヶ月

どれほど解禁の日を待ちわびていたことでしょう。

9月末に、釣り収めを終えると、今シーズン使った全ての釣り道具を、労

うように手入れし、来年の解禁まで、しばしの休養をとってもらうべく、収

納戸棚の奥に静かにしまいます。そして1月末頃には、今シーズンの川

の鑑札を買いに行き、そして本屋さんに、渓流釣りの本が並ぶ頃になる

と、いよいよ、解禁が近いのだと実感します。

  さて、山梨県桂川の今年の解禁日は、3月1日(木)。気づく人は気づ

いた事とおもいますが実は、桂川の解禁は、毎年3月15日なのです。ど

うして、今年は、3月1日なのでしょうか?

一説によると、神奈川県の河川の解禁日に対抗するためなどと、言われ

ていますが、いずれにしても、私たち渓流釣りファンにとっては、有り難い

事です。

  今年は、3月3日が土曜日だったので、早速、桂川へ初釣りに行って

来ました。中央自動車道の上の原ICで降り、桂川本流と鶴川の合流点へ

向かいました。朝5時15分、現地に着いた時には、あたりは真っ暗。「ち

ょっと早すぎた!」  でも、幸い、まだだれも来ていない。待つこと30分、

すこしあたりが明るくなってきた頃、ひょこひょこ歩いて一人の老人が・・・

地元の釣師だ!! さっそく車から降りて、釣師に話を聞いてみる。3月1

日(木)にはここも、釣り人がびっしり隙間なく並んでいたそうです。また、

今日は、雨の後の濁りもなく、水量も多いので、釣れそうだとの嬉しいお言

葉でした。

  さあ、6時。 あたりが明るくなり、釣行開始!! すごく寒いけど、そん

なこと関係なし。早速、ここぞと思うポイントに投げ入れるが、全く反応なし。

次々入れるが全然ダメ!どうした事か?あたり無し! ならばと、上へ上へ

と釣り上がるが、全くあたり無し。とうとう堰堤まで釣り上がりました。でもあ

たり無し。そこで早めに見切りをつけ、同じ所を今度は釣り下がりました。

太陽が昇り、すこし暖かくなってきたこともあるのでしょう。ようやくあるポイ

ントでかすかなあたりを感じることが出来ました。

  でも、あたりがちょっと違う?ここは、ヤマメのポイントのはずなのに・・・

次のあたりで、確信しました。「これはイワナだ !」と。鈍いあたりなので、こ

ちらから引っ掛けるように手首を返すと、グググググーと強烈な引き。もとも

と0.6の糸を使っているので、強引に引き寄せ、タモに放り込むと、24pの

いい形のイワナでした。ここからは、同じような引きばかりで釣ればイワナ、

釣ればイワナでした。

  すごく嬉しかったけど、何でイワナなの? 一匹もヤマメが掛かりません。

どうして?疑問に思えど、掛かるのはイワナばかり・・・ とうとうその場を諦

め、鶴川の上流へ行く決心をしました。きっと上流へ行けばヤマメがと思った

のです。でも普通は逆ですよね。上流がイワナで中流がヤマメであたりまえ。

きっと放流の関係だと思いました。

  ところが、鶴川上流へ行っても、結果は同じでした。イワナしか釣れませ

ん。それではと、また場所を変え、午後からは、大月市の桂川本流で釣って

みました。ところが、今度は、何と、一つもあたりすら有りませんでした。

  結局、この日の釣果は、イワナばかり8匹。(24p〜17p)

それでも、待ちに待った、渓流釣りの初物。3匹だけ家に持って帰り、塩焼き

にして食べました。

  次回は、絶対ヤマメを釣ろうと、決心を新たにいたしました。

 

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