桂川の釣行(1)

 

2001年 3月10日(土)

 解禁直後の釣行では、イワナのみという不本意な釣果でした。今回は、何と

かヤマメを釣ろうと、再度、鶴川の上流を狙って見ることにしました。

 中央自動車道の上の原ICで降り、鶴川上流の西原小学校前を目指して走り

ました。朝5時30分、現地に到着。当然あたりは真っ暗。おもむろに支度をは

じめ、明るくなるのを待ちます。

 6時ジャスト、釣行開始!ここぞと思うポイントへ振り込みながら、鶴川を釣り

下って行きます。(私は、川を釣り上がるより、釣り下がるほうが好きです。)

 しかし、前回と同じで、釣れるのはイワナばかりです。どうした事なのか?

ヤマメのあたりが一向に有りません。かなりの距離を釣り下がり、やがてこの

区間のハイライトとも言えるポイントにやって来ました。ここであたりが無けれ

ば、今日もヤマメは釣れないかもしれないと思いました。

この辺はイワナ、ヤマメどちらも釣れます。

 祈るような気持ちで竿を振り入れると、第1投目で明らかにヤマメとわかる素

早いあたりが!! すかさず手首を返して、引っ掛け、瞬時にタモの中へ放り

込みました。釣れた魚は、15p程のチビヤマメでした。本当に、なんと綺麗な

魚でしょう!!ちょっと錆びが混じっていましたが、何とも言えない美しさ。今年

初のヤマメを手にて、感動してしまいました。「やっぱりヤマメがいいな」と、一

人でつぶやき納得してしまいました。

上流はまだ雪が残っていました。

 ここからは、小さいながら、ヤマメもポツポツと掛かり出し、結局、この区間で

の釣果は、ヤマメ(15p×2匹、小数匹) イワナ(19p1匹、17p×2匹、16

p1匹)でした。全体的に、型が小さく、やはりまだ上流は、少し時期が早いの

かなという感じでした。

 その後、10時30分頃に竿をたたみ、別の川へ行ってみる事にしました。

一旦、上の原まで戻り、国道20号線を大月へ向かい、宮下橋を渡り、葛野川

へ向かいました。県道505号に入り、しばらく行った所で川に下りました。さす

がに人気の高い川なので、入渓している人の数も多いようです。

 さっそく支度をすると、橋の下のポイントから、竿を振り込んでみました。見た

ところ、平坦な地形で、川幅も川原広く、結構大物がいそうな雰囲気です。とこ

ろが、釣り始めて30分、全然あたりが有りません。小さい堰堤が有ったので、

そこもくまなく探りましたが、反応が有りません。

 そうこうしていると、他県ナンバーの車に乗って来た2人の釣り人に会いまし

た。その2人は朝からこの先で釣っていたそうですが、1人一匹ずつしか釣れ

なかったとの事でした。結局、かなりの距離を、釣り下りましたが、とうとうハヤ

一匹のみしか釣れませんでした。

 しかたなく、竿をたたみ、そのまま県道を小菅に向かいました。途中、次回の

釣行のために川の様子を見ながら進み、国道139号を経て、県道18号に入

り、再び鶴川沿いに走りました。朝釣っていた場所を通り過ぎ、初戸の集落を

越えた所で、ちょっと遅い昼食を取るため、お蕎麦屋さんに入りました。実は、

今日のお昼は、ここで食べようとずっと思っていたのです。ここの野菜天ぷら付

かけそばがたいへん美味しく、さんざん釣った後の疲れを、ここでしばし癒して、

帰路へと着いたのでした。

 

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