昭和の街・鉄道公園・酒蔵・温泉を目指して!(青梅線)



 今回は、まず、昭和レトロな街である青梅市街地と、そこに昔から有る青梅鉄道公園へ行ってみる

ことにしました。まずは京王線の分倍河原駅で南武線に乗換え、立川駅まで行くことにしました。お

腹が減ったので立川駅でお結びを一つ食べなから、次の中央線青梅行を待つことにしました。立川

を出て青梅駅に着いたのは9時40分でした。ここまでは電車の本数が多いので楽です。

青梅駅です。

 青梅駅までの列車は中央線直通の10両編成ですが、奥多摩方面へはここで6両編成の電車に乗

り替えとなります。ホームから改札口へ向かうと地下通路にこんなものが!!

レトロな感じですねぇ。

バカボンのパパが居ましたよ!

 さっそく外へ出てみました。青梅へ来たのは久々でしたが、ほとんど駅前は変わっていませんね!

なかなかいい感じの駅です。

 時間も早いので、まずは青梅鉄道公園まで歩いて行ってみることにしました。地図も持たず昔行

った記憶だけを頼りに坂道を上って行きます。途中にこんな喫茶店が有りましたよ。

これもレトロな喫茶店です。
 
 更に坂を上るとようやく鉄道公園が見えて来ました。正面玄関の横にはD51形がどっしりと置い

てあります。入場するとたまたまジオラマの鉄道模型運転会の時間でした。これは運が良かった!

貫禄が有りますね!!

古いけれど立派なジオラマです。

 さて、運転会が終わったので、屋外に停車中の機関車達を見に行ってきます。ここは、蒸気機関

車が結構充実していますよ。明治初期頃の機関車から大正時代の8620形、9600形をはじめ、

昭和の時代に活躍したC11形やお馴染みのD51形、珍しいものは国鉄が最後に作ったE10形な

んていうタンク式蒸気機関車まで有りますよ!!

私の大好きな9600形(キューロク)です。

C11形はまだ現役で大井川鉄道で働いています。
E10形。これは珍しい!!私も実物は初めて見ました!!

 その他、ED16形式電気機関車や、青梅線を走っていたクモハ40系電車も展示してありました。

この電車は、昭和7年頃から、東京・大阪地区の通勤輸送用として使われていたもので、総武線・

山手線を経て、戦後は中央線を中心に走っていました。青梅線へは昭和20年代半ばに配属され、

昭和53年まで現役で走っていました。

クモハ40系です。

 さて、そろそろお腹が空きました。鉄道公園を出て、少し早目のお昼にすることとしました。青梅

の飲食街をプラプラ歩くと、中華屋さんやお蕎麦屋さんや鰻割烹などいろいろ有りました。でも、お

昼はラーメン屋さんにすることにしました。飲食街の一番端に有る「トシマヤ」さんで食べることにし

ました。なかなか綺麗なお店です。

中も綺麗なお店でしたよ。

 まずはビールビールです!!メニューですぐに目に付いたのは、シロモツの煮込みです。これをお

つまみにして一杯やることにしました。

これは本格的なもつ煮でした。

 この煮込みは、本当に美味しいです!!今時あまりないそのままの味を残したシロモツです!!

冷酒を一本頼み、ゆっくりと飲んでいるとお腹が一杯になってしまいました。しかたなくラーメンは諦

めて、街を散策することにしました。

 あちらこちらに、何だかレトロなものが一杯有ります。しばらくすると、昭和レトロ商品博物館と青梅

赤塚不二夫会館なるものが見えて来ました。この先にもう一つ昭和幻灯館なるものを入れて、3館共

通券というお得なチケットが有りました。3館個別だと1,050円のところ850円になります。さっそく

それを購入し、入ってみることにしましたよ。

まずはここから入ってみました。

1階は昭和レトロな商品。2階は雪女コーナーですよ。
これはまた懐かしい!!

バカ田神社?ですよ。

ここは確かに幻想的です。

昭和の町並みの夜景を再現しています。

 なかにか見応えがありましたよ!!やはり昭和っていいですねぇ。何だかすごく懐かしい気分に

浸ることが出来ました。まだまだ青梅をブラブラしたいけれど、そろそろ次の目的地へ行かないとな

りません。

 青梅駅から奥多摩行の電車に乗ります。目的地は6駅先の沢井駅です。ここには、私の大好きな

お酒「澤乃井」を作っている、小澤酒造さんの蔵が有ります。駅から歩くこと5分弱。国道411号沿

いに有りました。

奥に酒蔵が有ります。

 さっそく中へ入っています。門を入るとすぐ前の広場で、ちょうど観光客を集めて説明会をやって

いるところでした。私もこの団体に混ぜてもらうことにしました。中へ入ります!!

ここが酒蔵への入口です。

 中は薄暗く所々に電気がともしてあり、そこでいろいろな日本酒の製造工程などを教えてもらいます。

約30分の説明の後、試飲をさせていただきました。本当に美味しいお酒です。

澤ノ井園は多摩川沿いに有ります。

 酒蔵から出ると国道を渡り、向かいの澤乃井園へ行ってみることにしました。ここは、多摩川の素晴

らしい流れを見下ろしながら、食事が出来る奥多摩の庭園になっています。私はここで、お酒を一杯

飲んで、お土産に「澤乃井般若湯」のセットを買うことにしました。

 さて、次の目的は温泉にゆっくり浸かることです。青梅の観光案内所で聞いた、奥多摩駅から徒歩

10分の所にある、奥多摩温泉「もえぎの湯」を目指します。

 しかし、奥多摩駅に着くと人が一杯ですよ!!山登りの人達がちょうど下山して来る時間だったみ

たいです。さっそく、奥多摩の観光案内所へ入り、「もえぎの湯」への道順を尋ねると、今は下山した

人達で混み合っており、入るのに1時間待ちになると言われました。これから更に混むということで、

これでは温泉に入るのを諦めるしかなさそうです。しかたなく、多摩川の様子でも見て、あとは一杯や

って帰ろうと思い、昭和橋まで歩いて行くことにしました。奥多摩地区の多摩川はなかなかいい渓相

です。

山間の綺麗な風景です!!

 景色を眺めていると、左手に玉翠荘という旅館が見えました。ここはどうやら日帰り湯をやっている

宿のようです。さっそく行ってみることにしました。宿で聞いてみると、日帰り湯OKでした。ちょうど帰

り支度をしている登山客から、今は誰も入っていないから貸切ですよ!と言われました。本当にラッ

キーです!!

これはなかなかいいお湯でした!!

 ここの温泉は、単純硫黄泉で、私の大好きなすごくやわらかいお湯です。これは気持ちいいお湯で

すよ!!今日は結構歩いたので、ゆっくりと浸かり疲れを癒すことにしました。

 さて、ゆっくりと温泉に浸かったので、お腹が空いて来ました。時間は午後6時前とちょっと早めです

が晩飯にしましょう。駅前をブラブラしてみることにしました。駅前のお店は、登山者の人達で結構賑

わっていました。でも、お店が禁煙なので他のお店を探すことにしました。少し歩くと、面白そうなおみ

やげ屋さんが有ったので入ってみました。昔ながらのいい感じのお店です。

ここで結構話し込んでしまいました。

 お店をうろうろしてみると、ヤマメとイワナのピンバッジを売っていたので、店のおじさんに、このあ

たりの川の様子を聞いてみました。するとここのおじさんは、漁協の方で親切にいろいろと教えてく

れて、私はついつい長話しをしてしまいました。私は今まで数回しか多摩川へ釣りに来た事はない

けれど、来年は多摩川へ釣行してみようと思いました。ピンバッジを買ってお店を出ると、向かい側

にお食事処の看板が有ったので、そこへ入ってみることにしました。

昔ながらの食堂って感じです。

 中へ入ってみると、私の大好きな昔ながらの食事処という感じです。さっそく地酒「澤乃井」の冷酒

とこんにゃくの田楽を注文しました。お酒もこんにゃくも美味しい!!しばらくのんびりお酒を楽しみま

したが、次の電車の時間が迫って来たので、何かお腹に溜まるものを頼まなくては。メニューを見ると、

以前から食べてみたかった「トウキョウX肉うどん」が有りました。これを食べてみることにしました。

これは本当に美味しかったですよ!!

 このうどんは本当に美味しかったですよ!!トウキョウXはさっぱりとしてやわらかく、でも味はしっか

りとした豚肉で、うどんとの相性は抜群でした。食べてよかったです。

 さて、お店を出て駅へ向かいます。電車の時間まであと5分。駅へ着いたら駅舎をパチリです。

趣の有る駅舎です。

 あわててホームまで行くと、何とか電車には間に合いました。ここから6両編成の電車で青梅まで

行き、青梅で中央線の快速電車に乗り換えて帰ります。今回も本当に充実した旅をすることができ

ました。次はどこへ行こうかな?


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