燻製のつくりかた(1)
燻製をつくる事は、難しそうに思われていますが、実は、それほど難しくはな
いのです。プロがつくる燻製は、やはりそれなりにこだわりがあるのでしょうけ
れど、お酒のおつまみ程度に趣味でつくるのは、ルールが有る訳でもなし、だ
れにでも簡単につくることが出来るのです。それぞれの人がつくれば、それぞ
れの味が有る。それでいいのではないでしょうか。
10月13日(土)
今週末は天気も良さそうなので、いよいよ燻製つくりをやってみようと思いま
す。まず金曜日の夜、以前釣ってはらわた処理をした状態で冷凍しておいた
ヤマメ・イワナを解凍しておきます。そして土曜日の朝、下ごしらえを行います。
ヤマメ7匹とイワナ1匹を燻製にします。
用意する物 塩・砂糖・醤油・コショウ・八角・オールスパイス・ナツメグ・シナモン
よくすり込むことがポイント
塩大さじ2杯、砂糖小さじ1杯に醤油を少々かけて魚の外側、内側によくすり込み
ます。そして八角、コショウ、オールスパイスなどの香辛料を少量ずつ振りかけて
さらにすり込みます。これで下ごしらえは終了です。
市販のフリーザーバックでOKです。
あとは、密閉式のビニール袋に、そのまま魚と容器に残った塩などを一緒に入
れて、冷蔵庫で半日くらい寝かせます。
夜8:00頃、冷蔵庫で寝かせておいた魚を取り出し、水道水で塩などをよく洗い
流します。
魚の内側までよく洗います。
綺麗に洗い流した後、キッチンペーパーなどで、魚の水分をふき取ります。
次に、魚を自然に乾かすのですが、内側が乾きにくいので、爪楊枝などを使い
腹の部分につっかえ棒を入れます。
全ての魚を上のような状態にし、半日くらい自然乾燥させます。この自然乾燥
が大切で、これを省略するとスモークの時、煙より蒸気のほうが多く発生し失敗
の原因となりやすいのです。
折りたたみ式の乾燥ネットが便利です。
ハエなどの心配があるので、出来るだけこのての折りたたみ式乾燥用のネット
を使うことをお勧めします。本当は風通しの良い日陰で乾燥させるのがベスト
なのですが、今回は時間の都合上、夜のうちに南側のベランダに干して乾燥
させてしまったので、次の日も4・5時間ほど、北側玄関の前で陰干ししました。
ここまでで、スモーク前の準備は全て終了です。次はいよいよ川原でのスモーク
の状況を、燻製のつくりかた(2)で掲載いたします。