燻製のつくり方(2)

 

10月14日(日)

 燻製のつくり方(1)で魚の乾燥まで完了しました。いよいよ、スモークです。

かなり煙が出るので、家の中では出来ません。たまたま、私の住んでいる所

は多摩川の川原が近いので、いつも弁当とビールを持って出掛けます。

 まずは、陣取りです。結構煙がもくもくなので、あまり人が密集している場所

は避けて陣取ります。家庭用のガスコンロ(カセット式)を平らな所にセッティン

グしその上にスモーカーを乗せて準備に取り掛かります。

 スモークするチップには、サクラ・ナラ・ブナなどいろいろ種類が有りますが、

私はいつもリンゴのチップを使っています。スモーカーの底に、アルミホイルの

皿を敷き、リンゴのチップをちょっと多目に入れておきます。

 次に、乾燥させた魚の口から頭の部分へSカンを通し、魚を吊り下げられる

ようにします。

Sカンはあまり大きすぎないほうがいいです。

全ての魚にSカンを通したら、順次、スモーカーの中蓋に吊るして行きます。

魚の腹の部分は、乾燥に使った楊枝をそのままにしておきます。

 さて、いよいよスモーク開始です。始めは少しだけ強火にして、チップから煙

が出て来るのを見ておきます。煙が出だしたら、弱火にして、あとは煙が出なく

なるまでひたすら待ちます。時間はおよそ40分〜50分位です。この間、ビール

飲みながら弁当を食べてゆっくりと待ちます。

待つ間も結構楽しいひとときです。

 さて、そろそろ完成です。煙が出なくなってから10分位は、弱火のまま熱し続け

ます。その後、火を消して少しさめたら取り出します。

このような色になっていれば完成です。

 中蓋から魚を取り外して完成!!

綺麗な飴色に仕上がりました。

 この燻製がまたビールやお酒に合うこと!!保存はラップにくるみ冷蔵庫に入

れておけば、相当長い期間もちます。

 確かに手間と時間はかかりますが、完成した時の喜びはひとしおです。

渓流魚の食べ方も、塩焼き、ムニエル、から揚げ、ホイル焼きなどいろいろ有りま

すが、その中でも燻製は特にお勧めです。

 

 

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